防 災
皆の合い言葉「地域は地域で守る」

備えだけでは、家を守れません!
〜考えよう、防災の事No.1


 小園地区全域で、5月に防災アンケートを実施しました。皆様、お忙しいところご協力ありがとうございました。回収率54%と大勢の方々から回答とご意見をいただきました。質問数が20にも及ぶ手間のかかるアンケートでしたが、貴重なご意見や要望、地域の皆様が平素心がけている防災への取り組みや不安などをいただいて、地域が今、何に取り組まなければいけないのかを知る機会になりました。普段、誰もがほかの人たちはどうしているのだろうか?と疑問に感じていることの一部が数字の形になって集計結果に表れました。アンケート各々の詳細は地域防災アンケート集計に載せてありますのでご覧ください。回収結果を見て危機感が生まれ、我が家を守る姿勢に自信が揺らぐことと思います。ここで、極端なシュミレーション(大震災をイメージ)を思い浮かべてください。

1. 暑い昼間、突然、ドーンという音とともに大きな揺れが起こった。
2. 建築年数25年以上の家屋が35%ある小園では、倒壊が心配される。
3. 家具の転倒防止をしていない家庭が65%あるので、震度と揺れ方(縦、横揺れ)によっては、逃げ場を失う。
4. 昼間だと家には、お年寄り、子供しかいないこともある。家具の転倒や家屋の倒壊などで取り残された方々を助けられるのか?
5. 家族間で連絡方法を決めていない(50%)ので、家族の安否が気になる。
6. 避難所が遠かったり、ブロック塀、崖崩れで道を塞がれてしまう事も考えられる。
7. 非常持ち出し袋はある(71%)が、手に届くところにない。
8. 防災訓練に参加したことがほとんどない人が80%を超えている現状で、パニックに陥る人は、どんな行動をとるのだろうか?
9. 近所との付き合いがあまりないので、隣、近所の家族構成を知らない。(約30%)
10. とにかく火の始末を急いで、あわてて外に出ないようにした。

 上記は、ごく一般的な地震の心配事です。地震の発生時間や規模・季節・環境によってもたらされる事柄は違います。今、私たちは、様々な事を見直す機会を与えられたと考えて、前向きに地震対策に取り組むことが必要だと思います。それでは、まだまだ間に合う、防災得々情報をお知らせしましょう。

その1. 木造住宅耐震診断補助金交付制度を綾瀬市では実施しています。これは、市に録された耐震診断技術者に耐震診断を依頼して発生する費用(3万円)の一部を補助してくれる制度です。
その2. 災害用伝言ダイヤル“171”を使用して、家族の安否を確認することができます。(詳細は、災害用電号ダイヤル171を参照願います。)
その3. 火の始末は、ガスの元栓やタバコだけではありません。実は、電気のブレーカーを下ろしておくことが大切なのです。地震発生直後はまち全体が停電になります。その後、復電したときに地震で壊れた電気器具やショートした電気配線により火事を起こすことが考えられます。阪神淡路大震災では出火原因のトップでした。(85件/285件)
ガスだけに気をとられないように充分注意してください。
その4. 今年、予定されている地区ごとの防災訓練に参加して、地域の方々とのコミュニケーションを図ったり、救護・炊き出しなど初体験しましょう。
その5. 家族間でいざと言う時の連絡方法などを話し合う時間を持ちましょう。
その6. 非常用持ち出し袋の定位置を決めて、中身もリスト通りでなく地震を想定して見直しましょう。(サンダルやスリッパも必要かも?)
その7. 地震に限らず、地域の人たちの協力体制が問われます。常日頃から挨拶が交わせるような関係を築きましょう。

 以上のように見直し策を列挙してみましたが、改善点も多々見つかります。地域の防災訓練もその1つです。毎年、参加者が少ないのと、同じ訓練が多い点です。
本年は、
次の日程で3回行います。

 7月 4区 8区 9区 7/25にトキコ樺梼ヤ場で実施済み
 9月 5区 6区  
11月 1区 2区 3区 7区   

 地域別の特色のある訓練が期待できます。他には、防災無線の有無をチェックして上手な活用方法を考えてほしい。また、防犯と防災に関わる地域住民の意識(危機感)を不安に変換させずに安心感に変えるためには、自治会をサポートするひとりひとりの“わが町、わが家を守ろう”の思いが必要になります。防災は人任せにせず、まず わたしは何ができるのかを考えてみるところからスタートです。
 皆さんからご協力を頂いた地域防災アンケートの結果は地域防災アンケート集計のとおりです。
  地域防災アンケート集計



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