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小園地域の話題やこぼれ話を お知らせするコーナーです。 |
今年も元気に過ごそう!
どんと焼き
平成31年1月14日(月)
1月14日(月)、恒例の「どんと焼き」が子之社境内や赤坂地区、小園第一公園、古東海道史跡で行われました。地域によって、どんど焼き、だんご焼きと呼称が違うようです。古くからの伝承行事で、平安時代の宮中行事「左義長(さぎちょう)」を起源とする説が有力のようです。古いお札やお飾り、書き初めを燃やし、だんごを焼いて食べ、一年の無病息災祈る行事です。
小園子之社境内(3区)
午後2時前に、高く積み上げられたお札やお飾りに火が入れられ、勢いよく炎が上がりました。土台になっている青竹が弾ける「パンパン」という音が遠くまで響いていました。
事前に集まったたくさんのお正月飾りを少しずつ火の中に入れていきます。ビニルを外す作業が大変です。みるみるうちに大きな火になりました。地域の方たちが集まり始め、火の周りを囲み、持ち寄ったお飾りや書初めを入れ、だんごを焼いていました。今年は、だんごを持参する家族が多く、火の周りは、木の枝に刺したピンクや白のだんごで華やかになりました。
風がなく天気も良く、子ども達も大勢参加して賑やかでした。焼き芋をしてほおばっている子達、集まったお飾りを火に入れるお手伝いをする子、近所同士でおしゃべりなどして楽しんでいました。今回は、父親や子ども連れの方も多く例年よりも賑わっておりました。
だんご作りを聞いてみると、「スーパーで売っているだんごの粉で作ったので、ちょっとやわらかめになった。」「農家でないと米粉は手に入らない。」などの声がありました。
みかんをホイルに包んで焼いている人もいました。神様にあげたものを分けて食べるのを『ごっくう』と言うそうです。大き目のだんごやみかんを焼いて家族で『ごっくう』し無病息災を祈りますと大事に持ち帰っている年配の方もいました。
古東海道(1区)
バス通りから少し入ったところにある古東海道の脇の小さな道祖神の前で、3時半頃から近所の方が集まりだし、枝につけた団子を焼きながら「お正月はどこかに行ったの?」「綺麗な写真を撮ったよ」とおしゃべりも楽しんでいました。
ここでは毎年必ず道祖神の上に古い旗が掲げられます。旗には明治25年の日付が書かれています。100年以上も大切にこの旗が保管されていたことに驚きました。その頃からずっとこの旗は無病息災を願いながら、変わっていく小園や人々の様子を眺めていたのでしょう。
赤坂地区(9区)
海老名市との境に位置し、小園地区と柏ヶ谷地区(海老名市)の皆さんが参加して行われました。昔ながらの青竹を束ねて午後3時に点火、大きなしめ飾りは近所の会社で飾られていたものでした。
しばらくすると子ども達が小枝の先に手作りの紅白の団子を持ってきて登場し、おしゃべりをしながら焼いていました。スルメイカを焼く大人もいました。大人と子ども達の交流の場となった「どんど焼き」でした。
小園台第一公園(8区)
午後2時に火入れされると、あっという間に炎が燃え上がり、正月飾りなどを手にしたご近所の方達が続々と集まってきて、枝につけたおだんごやするめを焼いて、今年一年の無病息災を願っていました。
参加者は暖かい炎を囲んでおだんごやスルメを食べながら交流を深めておりました。子どもたちは友達と元気に走り回って楽しんでいました。
「どんと焼き」の煙を浴び団子を食べて今年も元気に過ごせそうですね!