地域の話題
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在日米軍再編と日米同盟!
2013基地問題講演会


 平成25年2月10日(日)の午後、綾瀬市文化会館小ホールにて、綾瀬市基地対策協議会主催の基地問題講演会が、「在日米軍再編と日米同盟」をテーマに行われました。講師は、拓殖大学海外事情研究所教授の 川上 高司氏でした。

  川上氏は、話のポイントを世界情勢・米軍の抑止力・基地をもつ地域の問題にしぼり転換期を向えている米国の戦略が日米同盟に与える影響について説明していきました。

 氏は、『今や世界は、アメリカと中国が中心ではあるが、世界レベルで考えると無極化の時代ではないか、大国が互いに経済依存関係を保ちながら小競り合いを続けている時代である。アメリカは、オバマ政権2期目に入って外交政策よりも、国内政策を重視し貧富の差を埋めたいと考えている。裕福者への税金を高くするなどで増収をはかり、国防予算の削減が求められている。有色人種の占める割合が増えて低所得者が増え、移民や保険制度など国内の問題は山積みである。また、外交では、JIB’s(ジブス)地域[日本・イスラエル・英国]の火種に巻き込まれる恐怖がある。本音では、関わりたくないのが現状だろう』と話しました。また、『国防予算の削減が及ぼす影響は、日本の基地問題へ影響がでるだろう。アメリカの戦略の変化により軍事抑止力の維持などが今後、どのように米軍再編に影響を与えるのであろうか。今後、安倍総理の米国との話し合いに基地の在り方は変わるかもしれない。基地を持つ地域の負担は軽減されるのか否か、厚木基地から岩国への米軍の移転時期が2017年まで延期されたこともあり地域住民は憤っている。しかし中国がアメリカを凌駕しそうな背景に日本は日米同盟の強化、新ガイドラインの設定をもとめて在日米軍再編協議をすることが考えられる』とまとめました。

 講演会に参加して感じたことは、若い世代が少ないなということです。米軍の再編は騒音問題にもつながります。情報の発信が多岐にわたる現在において誰でも簡単に情報が得られますから、上手くコマーシャルすると興味・関心が持てるテーマになります。地域の抱える問題ですからあらゆる世代の意見を聴いてみたいと思いました。厚木基地でネット検索すると基地のいろいろな情報が見られます。また基地問題で調べると、180度違う記事が多数あります。基地問題などをいろいろな発信方法で情報を流してほしいと思いました。

2012/02/10 リポート 川居、大和田



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