地域の話題
小園地域の話題やこぼれ話を
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母と子のおはなし会“200回”
小園児童館にて開催
平成19年1月15日


 小園児童館の図書室はたくさんの絵本と部屋いっぱいの親子で満員でした。ここでは毎月第3月曜日の午前中に〈母と子のおはなし会〉が開かれています。代表の大久保昭子さんが昭和63年にスターとさせたこのおはなし会は20年間続けられ今回で200回を迎えました。8月を除く年に11回を地道に20年開催して参加延べ人数が4200人になりました。

 

参加者は幼稚園入園前の幼児と母で毎会平均14〜15名の参加者がありました。大久保さんの他にもスタッフの方々はたくさんいて毎回4名がサポートに加わっているとのことでした。
* おはなし会に来た子どもたちは受付で自分のカードに出席のシールを貼ります。12個になるとぬいぐるみなど手作りの物がもらえるそうです。
* 20年間の参加者たちはすでに社会人になっていたり大学生だったりと時を感じました。
* おはなし会は先生やスタッフの方の読み聞かせが中心ですが、絵本と絵本の合間に手遊びやわらべうたを歌ったりと子どもたちのこころを惹きつけます。
* 参加者の多くは常連さんたちですが回覧板を見たり人から聞いて初めて参加した親子もいました。(公園デビューに対して図書館デビューでしょうか)
* お母さんの膝の上でリラックス(安心)している子どもの姿をほほえましく思いました。
* スタッフの中には以前この会に子どもを連れて参加していて子どもが手を離れたのでお手伝いに加わったという方もいました。
* 200回のお祝いに児童館指導員の南部さんの竪琴[ライアー]の演奏がありました。小さなハープ形の楽器から奏でられるなめらかな優しい音色が心に流れ込んできて子どもたちは聞き入っていました。(音も大事な環境です。)
1〜3歳ではじっとしていられませんから、ぐずったり・いたずらしたり・ごろごろしたりとそこではどの親子も同じ状況でした。でもうるさいなと睨まれる心配はないので母たちにゆとりを感じました。先生やスタッフの方々も子どもの心理を心得ているので上手に子どもたちの関心を絵本の中に向けていきます。今回の読み聞かせは4冊の絵本でした。最後の絵本の題名は〔みかん〕で、本にはありとあらゆる〔みかん〕が描かれていました。読み終わると先生方は子どもたちにみかんを一つずつ配りました。おやつです。それからお盆にいっぱいの柑橘類(みかん・イヨカン・ゆず・甘夏・ぶんたんなど)を子どもたちに見せて触らせていました。大久保先生は“絵本のはなしを聞いているだけでは捕らえきれないイメージを、本物を見たり触ったりすることで分かってほしいと思うから出来る範囲で行っています”また、“いろいろな体験を幼い時にすることが大切ですから意欲の芽を育てるためにも遊ばせてください。そして大人は見守りましょう。安心してこどもが遊べるように。”と話してくれました。
最後に200回を迎えて≪まだ通過点ですよ!≫とひとこと笑って語ってくれたのが印象的でした。いつまでも続いてほしいと思う母と子のおはなし会でした。
  

リポート 川居



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