平成16年度 |
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ふれあい祭り 早園小学校PTA主催
ふれあい祭りでは、普段、学校では子どもたちが見せることのないような表情をあちらこちらで見かけました。母と子、父と子、地域の方々と子どもたちとの様々なふれあい〝笑っていたり、叱られていたり、興奮していたりと〟が溢れていました。子どもたちを再発見した気持ちです。授業も楽しくなりそうです。〝先生のつぶやき〟
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前日の夜からの木枯らしの音を聞いて、関係者の睡眠不足が心配されましたが、明けて当日の11月27日（土）は、日差しが眩しいほどの絶好のお祭り日和になりました。今年の早園小学校のふれあい祭りは、例年とは一味（ひとあじ）ちがったお祭りを目指して、たくさんの方々の協力のもと開催となりました。
その一味とは、子どもたちの発表（体育館での）などによる祭りへの参加を中心にして、保護者特に、父親の参加を求めて企画されたイベントのことです。模擬店も、パワーアップしてお祭りの仲見世のように通路をはさんで両側に店舗を並べ、人を呼び込む作戦を立てました。
体育館での発表開始１０分前には、校庭で、小園お囃子の子どもたちが寄せ太鼓を演奏して、お祭りの雰囲気作りをしました。祭りの音色に誘われるように保護者の方々、地域の方々が、徐々に集まって来ました。体育館での午前の部は、再びお囃子の演奏で始まりました。舞台での発表もあってかみんな緊張とうれしさでいっぱいでした。午前中は、1年生の劇、2年生の合唱、3年生の手話、城山中学校吹奏楽部の素晴らしい演奏（アンコールの歓声がすごかった）があり、キッズダンスの踊りが行われました。お昼休みをはさんで、午後の部は、5年生、4年生の合唱と合奏、小園地区子ども会の“よさこいソーラン”で幕を閉じました。体育館での発表には、多くの父兄の方々が、カメラを手にわが子（孫）の発表に見入っていました。週休２日制時実施にともない土曜日が休みになって昔の学芸会のような催しがなくなったのと、平日の授業参観などに参加できない保護者にとって休日にわが子の劇や歌が聴けるのはうれしいことでしょう。今年の一味（ひとあじ）の1つは、成功だと思いました。
グランドでは、焼きそば、フランクフルト、おにぎり、トン汁（6年生が手作り味噌を使って300杯作った）、綿菓子、ポップコーン、ヨーヨー、アンダギー、花、野菜、みかん、老人クラブによるすいとん、白玉だんご（無料）、竹とんぼ作りや落書きせんべい、フリーマーケット等PTAの委員のお母さん達と先生方がふれあって販売していました。特に、焼きそばは、今年の一味違う超目玉企画で、親父（おやじ）たちが、おそろいのはっぴを着て、材料調達から下ごしらえ、調理、販売のすべてを任されて、朝早くから頑張って作って売りに売りました。本番に備えて、何度も試し焼きをしたそうです。子どもたちはガンバルお父さんを見てどうだったでしょうか？ちょっと恥ずかしくて、でも面白かったのでは？来年も楽しみです。
お昼休みの校庭は、模擬店に並ぶ人たちで賑わっていました。道路際の一角では、小園消防団による、放水のデモンストレーションが行われ、法物線を描くように舞い上がった水が的に向かって勢いよく放たれました。日頃、見られない消火作業の手際のよさに。歓声が上がっていました。その他、子どもたちは、新潟中越地震への寄付を箱を持って校庭内で募ったり、手作り品を販売したフリーマーケットの収益金を寄付にまわしたりと自分たちが今できることをやってみようと努力していました。被災地の方々へは、手紙も添えて送るとのことです。子どもの参加は、発表だけに限らず、みんなで話し合って初めての募金、手作り販売につながっていきました。子どもたちに拍手です。
盛りだくさんのお祭りが終わったあと、このイベントに関わってきた先生からうれしい言葉が届きました。
“ふれあい祭りでは、普段、学校では子どもたちが見せることのないような表情をあちらこちらで見かけました。母と子、父と子、地域の方々と子どもたちとの様々なふれあい（笑っていたり、叱られていたり、興奮していたりと）が溢れていました。子どもたちを再発見した気持ちです。授業も楽しくなりそうです。”
関係者からは、“、欲張りすぎて、いっぱい詰まったイベントになりましたが、子どもたち、保護者の方々、先生方、地域の皆様の参加、ご協力で、楽しいお祭りになってよかったと思います。これからも、今年の反省を生かして、続けていけるようにがんばります。よろしくお願いします。“と感想をいただきました。
天候にも恵まれて、2004年のPTA主催のふれあい祭りは無事に終わりました。これからも、子どもたちの笑顔をみたいので、続けてくださいね。
リポート 川居
