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●ごみの減量と資源化に向けて● |
地域と行政が協力してごみ削減を! 平成22年2月 調査 |
考えよう、ごみの事bX こぞの93号(2010春号) |
平成21年度から綾瀬市では可燃ごみ減量と資源化に向けての新たな事業を展開いたしました。半年を過ぎた結果について前回お知らせいたしました。その結果に対し、地域を担当する各区長の皆さんから改善に向けた改善策がよせられました。
改善するためにまずは環境問題に対する意識を持つことが最も大切である。機会を捉えて、行政も自治会も広報・周知することである。
可燃ごみの減量化は知ってるが、マンネリ化した日頃の生活を続けているのが現状のようである。
前回の調査結果では「可燃ごみの半数が生ごみである。これは食事の満足感に重点をおいておられるからでしょうね。家族間での話し合いで、残さない食生活環境をつくる事も大切なのでは。
高齢化を迎えつつある小園ではごみ出しも負担になりつつあると思います。一人では大変ですが、皆でやれば出きることもあります。そのような組織や体制も必要であるとの意見もあります。ごみ出し場の整備も同様ではないでしょうか。
多くの対策に対して地域で行わなければならないことと行政にお願いしなければならないこと。合同で行うことなどが考えられます。地域と行政が常に話し合いながら、子ども達の将来のため、英知を尽くすことが必要ではないでしょうか。
小園自治会区長等から寄せられた改善点と具体策
☆資源化に向けた意見交換会☆ 開催日 平成22年3月13日
小園自治会では各区の「資源化に向けた改善要望」を受けて、綾瀬市との意見交換会を3月13日(日)に自治会館で開催いたしました。
最初にアンケート調査の結果、と改善したい点やこれからの具体的な対策などの話があり、その後、市から「ふたつの焼却炉(150トン用、200トン用)ともしっかりメンテナンスをしても平成30年までしか使用できない。ペットボトルや透明のガラス瓶などは水道水でサーと洗って出すと塩素の働きでカビの発生や臭いも軽減できる。紙類はビニールなどでコーティングしてあってもきれいであればミックスペーパーとして出してもらいたい。プラスチック類についても同様に扱ってください。」などの説明がされました。
その後、焼却炉と戸別収集や新住民へごみの出し方の周知などについて質疑応答が行われました。
★綾瀬市からの回答★ | ||
○広報・周知 | ||
・広報誌・回覧板で定期的に周知 | ||
広報あやせ、カワセミ新聞、市ホームページを使用して実施しております。 | ||
・ごみ出し及び資源物を収出す際の「べからず集」の配布 | ||
分別ガイド、分別カレンダーでゴミや資源物の出し方のルールを説明させていただいております。 | ||
・住民集合時に話し合いでごみに対するレベルアップ | ||
ごみや資源物の出し方などを説明させていただきますので、職員の出席依頼をお願いいたします。 | ||
・生ごみ処理容器購入費用の補助制度の周知 | ||
現在の周知実施状況は、広報あやせ、カワセミ新聞、市ホームページの掲載、いきいき祭りなどのイベントでのチラシでのチラシの周知、市役所正面玄関、リサイクルプラザ、寺尾いずみ会館、南部ふれあい会館での処理機の展示を行い周知しており、周知の拡大に向けて検討も行っております。 | ||
・幼・小・中・高の生徒にごみ減量化必要性を周知 | ||
現在、小学校については、環境学習の一環でリサイクルプラザ、リサイクル協同組合、高座清掃施設組合の社会見学などを行っており、中学生についても、環境学習の講師の依頼があり、ごみの減量化についての説明会を行っております。 | ||
○ごみ減量化 | ||
・プラ、容器包装が汚れたままで出す方法の検討 | ||
容器包装プラスチック以外のプラスチックは、固形燃料として資源化しており、汚れなどがありますと固形燃料の原料となりません。また、容器包装プラスチックについては容器包装プラスチック協会に引き取っていただいており、汚れなどがひどい場合は引き取り拒否をされてしまいます。 さらにリサイクル協同組合での選別量が増え、処理金額が増えてしまいます。 これらのことを抑制するため、最初の排出元である家庭での簡単な水洗いや汚れ・においの取れないものの選別をお願いしておりますので、今後ともご協力願います。 |
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○組織・体制の改革 | ||
・管理要綱を作成し、担当者を設けごみの出し方を指導 | ||
綾瀬市廃棄物減量化・資源化推進市民会議より昨年9月に提出された「綾瀬市廃棄物減量化・資源化のための施策について」の提言書において「可燃ごみ削減推進委員」の配置について提言されているため、具現化に向けて検討をします。 | ||
・マナー違反の監視活動の実施(違反シール張り) | ||
ルール違反物については、収集作業員がルール違反シールを貼り、どこの収集場所に何が、いつ出されてしまったかを市で疑似監視カメラを購入し貸し出しをする体制を整えておりますので貸し出しが可能となりましたら、自治会長等にお知らせをさせていただきますので、ご活用ください。 また、可燃ごみや資源物の出す時間帯を朝に変更していただく方法もマナー違反の防止の効果があります。 |
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・「個別収集」(有料を含む)への研究 | ||
可燃ごみの有料化および個別収集を行うには、ごみ焼却処理場(高座清掃施設組合)の構成市である綾瀬市、海老名市、座間市で歩調を合わせ実施する方針であり、現在三市合同で大和市等へ有料化の実施状況等の情報収集を行い研究をしており、実施の有無については平成22年度中に決定をすることとなっております。 | ||
○施設改善 | ||
・ごみ出し場の整備、大きなカゴタイプの容器の設置 | ||
設置場所の状況にもよりますが、大きなカゴタイプの容器の設置は可能であります。 容器及び鍵の管理は自治会でお願いいたします。 |
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・ごみネットの強化に対策の研究・設置 | ||
現状を確認し、政策会社に強化などの検討をするよう要望いたします。 | ||
・資源物収集場所の見直し・増設 | ||
見直し及び増設につきましては、現在も自治会の役員等と皆様と調整を図りながら行っておりすので、今後もご協力をお願いいたします。 | ||
綾瀬市からのお知らせ |
★資源物の排出時間“朝出しの徹底にご協力を”★
最近、収集所に出された新聞や雑誌などの持ち去りが頻発しています。
22時から朝方にかけて持ち去られていることから、市では、夜間パトロールなどを行っています。
持ち去られると、回収量が減少し、自治会への補助金が減ることになります。持ち去りを防ぐため「資源物は、収集日当日の7時〜8時30分に出していただきますよう、皆さんのご協力をお願いいたします。」
★大型生ごみ処理機により減量化事業★
今年の10月より、大型生ごみ処理機による生ごみの分別・堆肥化事業を実施する予定です。
これは、昨年9月に廃棄物減量化・資源化推進市民会議からの提言により実施するものであり、モデル地域(集合住宅)を設定し、その皆様に生ごみを分別排出していただき、大型生ごみ処理機により減量化等を行い、ごみ焼却量の削減と有効活用を図って生きたいと思っています。
★生ごみ処理容器購入補助制度の活用を★
市では、生ごみ処理容器を設置された方に、購入金額(消費税を除く)の3分の2相当額(1世帯当たりの補助限度額4万円)を補助しています。手続きは領収書(レシートを除く)、認印をご持参の上、リサイクルプラザに申請してください。その際、補助金の振込口座(郵便局を除く)の記入が必要になります。
ごみの減量・資源化を進めるためにも、ぜひご利用ください。
★処理後の量は投入時の7分の1になる。
★水分はできるだけ切って投入する。
★気になる匂いは全くない。
★消費電力は850W、家庭用電気ストーブ相当。
★処理時間は標準で1時間45分程度で1日1回就寝前に投入し処理。
地域と行政がタイアップし「みんなで考え、行動する」を合言葉に息の長い活動を続けて行きましょう。
リポート2010/04/01 広報部