ご み
ごみの減量と資源化に向けて

可燃ごみの半分以上が生ごみ!
平成21年10月 調査
考えよう、ごみの事bW
こぞの92号(2009冬号)

 綾瀬市ではごみの減量と資源化をさらに進めるため、平成21年4月から「可燃ごみ減量のための資源化(4品目)事業」を開始しました。新たな施策が始まって約半年が過ぎた小園の現状はどうなのか。また、資源ごみの搬出ルールは守られているか。等々について聞き取り調査を行いました。
 今回の調査では「一部は『ごみ出し場』ではなく『ごみ捨て場』である」との意見が全てを物語っているようにごみ収集場所により良い所と悪い所の差がハッキリしていることが分かりました。

 ごみ問題は地域の重要なテーマであると理解されている方々が大多数を占めております。しかし、現在の社会情勢を反映してか、自分中心の生活を送られている方がおられるのも現実のようです。
 自治会では地域の課題として14年度から取り組みを開始し、ごみ問題は今までに7回ほど調査などを行い広報しております。綾瀬市でも「かわせみ大作戦」を展開しております。機会を捉えてPRなどをすることにより理解者を増やすこととにより、地域全体で「ごみの減量と資源化は必要である」と雰囲気作りが大切なのではないでしょうか。

☆調査結果☆ 調査時期 平成21年10月

 可燃ごみの減量化は2〜3割減少した、1割ぐらいだ、いや変わりない、といった回答がそれぞれ1/3程度であった。綾瀬市の調査では前年に対して6.8%と減少したとの結果であった。

☆ 可燃ごみの増減は ☆
 聞き取り調査
項  目 割合
同じ 12 28%
増えた 0 0%
減った 感覚的 0 0%
1割以下 16 37%
2〜3割 14 33%
4〜5割 1 2%
小計 31 72%
43   
    綾瀬市調査          単位:s
   20年度 21年度 増減
4月 105,590 90,070 -15,520
5月 114,820 109,830 -4,990
6月 107,890 117,535 9,645
7月 118,120 104,590 -13,530
8月 109,780 95,640 -14,140
9月 110,000 102,820 -7,180
10月 104,710 98,310 -6,400
770,910 718,795 -52,115

 本年度追加された4品目については住民の理解がいまひとつ理解されていないようである。廃食用油は出されていないとペットボトル1本以下を合わせると8割以上になる。また、牛乳パックに入れて可燃ごみに出されている方もいる。きれいなプラスチックと資源となる紙は3/4が守られている。

 可燃ごみに資源物が含まれているかの問いに対して、含まれていないが2割、 1割以下であるが含まれているが6割、2〜3割含まれているが2割であった。綾瀬市が小園地区4ヶ所を調査したところ、資源化可能な、飲料水パック、紙製容器包装などが15%、レジ袋・食品トレイ、フイルム・ラップなどが7%、衣類が4%であり、合計すると26%とであった。また、生ごみ(調理くず・食べ残しなど)が54%であった。

 粗大ごみは出されていないが7割以上であり、家具類が姿を消し、布団・カーペットが大部分であった。搬出する時間とごみ袋についてはおおむね理解されている模様です。

可燃ごみに資源物が含まれているか! 粗大ごみは出されていないか!
項  目 割合
いいえ 8 19%
はい 1割以下 25 60%
〜3割 9 21%
〜5割 0 0%
小計 34 81%
42   
項  目 割合
いいえ 12 27%
はい 33 73%
45  

☆可燃ごみの内訳☆
 

項   目 重量(s) 割合(%)
仲茶類 調理くず・食べ残しなど、未利用食品 51.41 53.4%
紙類 飲料用パック・新聞・チラシ・ダンボールミックスペーパー・紙製容器包装など 15.35 15.9%
紙おむつ・ティッシュペーパーなど 13.56 14.1%
木類 草木類 1.21 1.3%
繊維類 布・衣類 3.74 3.9%
プラス
チック類
レジ袋・食品トレイ・フィルム・ラップなど 6.81 7.1%
ボトル(洗剤) 0.05 0.1%
ペットボトル 0.23 0.2%
その他プラ 0.25 0.3%
金属類 アルミ缶・スチール缶、鉄類、コード類 0.15 0.2%
ガラス類 透明のビン 0.07 0.1%
その他 割り箸、鉛筆など 0.19 0.2%
ライター 0.01 0.0%
糞、肥料など 3.07 3.2%
アルミ箔 0.03 0.0%
その他 0.15 0.2%
合計 96.28 100%
・調査場所  : 小園地区4ヶ所       
・調 査 日 : 平成21年10月27日 晴れ

 地域と行政がタイアップし「みんなで考え、行動する」を合言葉に息の長い活動を続けて行きましょう。


リポート2010/01/01 大和田



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