青少年育成こぞの
青少年育成だより3 平成16年8月

あいさつの声が大きくなりました
「あいさつ運動」展開中

 夏休みが間近に迫った、早園小学校の正門前では登校する子ども達から「おはようございます」と大きな声が遠くからも聞こえてきます。八時近くなると高学年の子ども達も加わり、「あいさつする」傍ら、昨日の出来事や今日の予定などを話す光景は「おじいちゃん、おばあちゃんが孫の面倒を見ている」絵本の一場面を思い出させられました。小園会(正式名称は神奈川県厚生年金受給者協会綾瀬分会小園会)の皆さんがあいさつ運動をはじめたのは十六年度の一学期がスタートした三日目からです。その当時は声の出ない子ども達が多く、出ても小さな声でした。三ヶ月の月日を重ねた一学期終了間近には全員のあいさつが聞こえ、街中であっても「あいさつ」されるようになり、また 一緒に登校する中学生もあいさつするようになりました。近くの工場に勤める社員からも挨拶が聞こえて来ます。児童の保護者からは家庭でもあいさつをする様になり、明るくなったなどの電話も頂戴している。また、会員の皆さんも孫が増えた。元気をもらった。などと喜んでおります。活動のきっかけは現役時代、会社人間で通し、今は交流も少なく時間を持て余している者もいる。同会では年三回懇親会を実施しているが街中で会ったとき会員相互だけでも声を掛けられるようにしたいとの声が聞こえてきた。また、ある時は地域への恩返しとして、次の時代を担う子ども達にあいさつを呼びかけたらの意見があり、実行に向けて検討を行うことになった。学校で受け入れてくれるか。毎日出来るか。服装はなど・・・。調整に苦労したが四月から実施する運びとなった。賛同者は当初四十九名でしたが現在は早川在住の一名を加えて五十五名を数えている。その中であいさつ運動には二十三名が参加している。長続きさせるためには無理をしないと週一回のローティションを組んで行っている。なお、火曜日は会の行事と重なる恐れがある。また、会員の健康などを考慮して除いている。会員は各種業種の経験者がおり、腕章(発足時)やゼッケンは手作りで賄っている。
 会では今の小学生が中学生になり、小園の皆さんが明るくあいさつ出来るまではと希望を膨らませている。
 小園育成会でも「子ども達へのあいさつ運動」を本年度の目標として掲げており、小園会の皆さんが行事等のため除いている、火曜日に実施する事とし、七月から展開しております。
 あいさつは社会生活を営むうえでの基本ではないでしょうか。早園小の正門から生まれた「あいさつ運動」、もっと大きな活動に繋げて、明るい小園にしていきましょう。



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