令和4年度地区合同自主防災訓練が、11月6日(日)に実施されました。今年度は「我が家は大丈夫」を表す黄色いハンカチの認知度、掲揚率の向上を目的として、全区一斉に安否確認訓練(黄色いハンカチの掲揚訓練)のみの実施となりましたが、実際の災害時を想定して、黄色いハンカチが掲揚されていない家には、組長が訪問して安否を確認しました。各区の安否確認結果は、区長から災害用トランシーバーにより自治会本部に報告されました。小園全体の結果は、黄色いハンカチの掲揚による無事の確認が69%、訪問による無事の確認が18%で合計87%の世帯の無事が確認されました。
自治会館で報告を受ける川田防犯防災部長とサポートする防犯防災部員 黄色いハンカチの掲揚が必要な理由 災害時の人命救済は一刻を争います。例えば大地震が発生した場合、被災した家の人が無事かどうか、1軒1軒調べていては時間がかかり、救助を必要とする人の命を救えない場合があります。しかし、「我が家は大丈夫」を表す黄色いハンカチを掲揚している家があれば、その家を調べる必要がなくなり、時間が大幅に短縮されて、救助を必要とする人を早く助けることができます。 小園自治会では、平成26年から黄色いハンカチを自治会員に配布して、毎月第1日曜日に掲揚することにしていますが、掲揚率は区によるばらつきが大きく、小園全体では掲揚率が50%に満たない状況でした。そこで、今年度の防災訓練は、黄色いハンカチの認知度と掲揚率の向上を目的として、全区一斉に安否確認訓練を行うことにしました。黄色いハンカチを所有していない家庭に対しては、あらかじめ回覧で調査して配布しました。 訓練の開始と内容 87%の世帯の無事を確認
本部のトランシーバーに第1報が届いたのは、9時45分に5区守矢区長から。その後次々に報告があり、10時51分の9区菊池区長からの報告で、全区の結果が出そろいました。9区では、連絡のなかった組に菊池区長が出向いて確認したため、報告が遅れたとのことです。結果は下表のとおりで、小園全体の黄色いハンカチ掲揚による無事の確認が69%、訪問による無事の確認が18%で合計87%の世帯の無事が確認されました。 自治会館では、浅利会長が「前回まで50%程度だった黄色いハンカチの掲揚率が70%程度まで向上したのは、今回の成果である。訓練でできないことは本番でもできないので引き続き、黄色いハンカチの掲揚訓練を継続していきたい」と挨拶して訓練を終了しました。 安否確認訓練実施結果(11月6日)
<今確認状況>
安否確認中の組長(左上・右上:2区、左下:4区、右下:9区) 黄色いハンカチの掲揚例(左:1区、中:4区、右:9区)
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