9月4日(日)8時30分、「綾瀬市に震度7の大地震が発生した」との想定のもと、防災無線による放送で、全市民を対象としたシェイクアウト訓練(一斉に身を守る訓練)が開始されました。
その後、自治会役員や防犯防災部員、防災審議会メンバー、各区からの代表者のほか、市役所職員、早園小学校の校長先生や教頭先生など、約50名が早園小の体育館に参集し、9時から避難所開設訓練が行われました。 (1) ファーストミッションボックス指示カードに従った、避難所開設準備訓練 (2) 簡易型テントおよび折り畳み式ベッド設営訓練 (3) マンホールトイレ設営訓練 (1) ファーストミッションボックス指示カードに従った、避難所開設準備訓練 (2)簡易型テントおよび折り畳み式ベッド設営訓練
今回の簡易型テントは、避難所の中でプライバシーを守るためのものです。市役所職員の説明の後、4人1組で、組立ておよび撤収訓練を実施しました。支柱となるプラスチック棒の接続に少し手間取ったグループもありましたが、無事に組立て、撤収ができました。簡易ベッドは、ただ拡げるだけで簡単にベッドになりました。 早園小体育館の東側に、3年前にマンホールトイレ(男性用、女性用各5基)用の下水管が、設置されました。今回は、一般用および車いす用のトイレ建屋各1棟の組立て訓練と便座の組立て訓練を行いました。建屋の壁やドアの接続には、ボルトやナットを使いますが、接続部分が色や番号で明示されていて、簡単に組み立てることができました。便座の下部はビニル製の筒になっていて、常設されている下水管のふたを開けて接続する仕組みです。 大地震や大雨・台風による災害は、いつ発生するか予想がつかず、避難所もいつ開設されるのかわかりません。しかし、日頃から準備しておくことで被害を減らすことができます。また、避難所の速やかな開設は、被災した人の安全・安心につながります。今回実施した訓練は、いずれも難しい内容ではありませんでしたが、経験があるのとないのとでは、設営のスピードに差が出てしまいます。本来は、大勢の人に経験していただきたいところですが、なかなか機会がありません。 |