平成31年度
 小園自治会
みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう
  
小園自治会

自助・共助しましょう
第2回小園自治会地区合同自主防災訓練
令和元年11月17日(日)

 令和元年11月17日(日)第2回小園自治会地区合同自主防災訓練が行われました。

 最初に小園地区全世帯を対象に災害時に無事を意味する黄色のハンカチを提示する安否確認訓練が行われ、訓練対象区(1区2区5区6区)では828世帯中557世帯(67.3%)で安全を示すことができました。
  その後、自然災害の被害を最小限にとどめるためには自助・共助・公助の役割強化が必要不可欠であり、この日の訓練では「共助」の地域力を高めることを目的に1,2,5,6区の会員104名が参加しました。

 内容は主に「AED操作訓練」「消火器の消火訓練」「土砂災害等の講話」でした。

AED操作訓練
 倒れている人を発見したら、周辺の安全を確認してから、その人に声をかけ大きな声で人を呼び、1人に119番通報を頼み、もう1人にはAEDを持ってくるように具体的な指示をする。10秒間呼吸の確認後、胸骨圧迫(両手を重ね、両肘を真っ直ぐ伸ばし、体重をかけて地面に向かって押す)を30回行う。人工呼吸(手を額に当て、もう一方の手であご先に当て、頭を後ろにのけぞらせて、額に当てた手と共に鼻をつまみ、口に息を2回吹き込む)を行う。通報から救急車が到着するまでの時間は平均8分かかるため、この応急処置を続けることが救命には必要。AEDが届いたら電源を入れ、音声のメッセージの指示に従う。
 皆さん、手順が多く戸惑っていましたが、これはぜひ覚えておくべきだね!と話していました。

消火器の消化訓練
 一般に使用されている蓄圧式消火器について説明後デモストレーションがあり、参加者が実地訓練を行いました。まず、火元近くまで(7〜8m)消火器を運び、ピンを抜き、ノズルを外して消火器を持っている別の手でノズルの先端を持ち3〜5m火元に近づき15秒程度噴射する。注意すべき事は、自分の逃げ道を確認後に、対象物の風上に立ち、炎ではなく燃えている物に向けて噴射する。炎が天井まで達する時には、消火器での消火は困難と判断し119番通報をすること。
 消防隊員に習い訓練の場では大半の人が行動できましたが、説明された注意点を災害時に一人で冷静に行うことは難しいと話していました。

土砂災害等の講話
 台風19号で多発した県内土砂災害(地すべり、土石流、崖崩れ)のうち、約7割は土砂災害警戒区域の急傾斜や渓流などで崩落が起きていました。市内では平成26年10月に吉岡地区の傾斜地で斜面地がえぐりとられ戸建てが被害を受けました。がけ崩れの前兆は、割れ目が見える、小石がパラパラと落ちる、斜面から水が湧くという現象があります。
この土砂災害警戒区域は市内に3か所あります。身の回りの崖に目を配り不安に感じた時は早めに避難することが欠かせない。

 近年自然災害が多発し甚大な被害が起きています。自助・共助・公助の意識をより高めていくことが身を守ることにつながります。自助の1つに市が発信する「あやせ安心安全メール」を登録し市の情報を受信することで、自分の住所地の情報を確実に得ることが可能となります。また、この自主防災訓練をこれからもより多くの自治会員に積極的に参加していただけたなら地域力がより高まると思いました。

訓練を重ねてイザというときに備えましょう


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