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●みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう● 小園自治会 |
朝から照り付ける暑い日差しの中、平成30年度第1回小園地区合同防災訓練(1区、2区、5区、6区)が102名参加のもと実施されました。
安否確認訓練(黄色いハンカチ掲示)の結果は安否確認世帯817世帯に対し、黄色いハンカチ掲示世帯が619世帯、不掲示世帯が198世帯、安否確認率は75.8%で昨年11月の訓練時よりも8ポイントほど低下しました。
笠間自治会長から身近で起こっている地震、大雨による災害など自然災害は避けられないが、自助、共助で事前の災害対策を各自考えてとらえていただきたいとの挨拶がありました。
訓練はA班(1区、2区)B班(5区、6区)に分かれ実施されました。
訓練内容
1. 心肺蘇生法訓練
胸骨圧迫(心臓マッサージ):消防署救急隊員の指導で胸骨圧迫の方法や心肺停止した人を発見した場合の行動手順の説明を受け、その後参加者が交代で胸骨圧迫に真剣に取り組んでいました。特に屋外での実施に当たっては自分の身の安全を確保してから実施すること。またベットの上やマットのようにクッション性のある場所は効果が出にくいとの注意がありました。
AED(自動体外式除細動器)の使用法:AEDは電気ショックにより心臓の痙攣を取り除き蘇生を助ける機器です。ケーブルに繋がれた2枚のパッドを右肩と左わき腹に貼りスタートします。AEDが、電気ショックが必要か否かを判断してショックを与えます。このとき、患者の体に触れていると感電するので離れます。また床が濡れていると感電するので乾いた場所で実施します。
この度、自治会館の玄関外に2台目のAEDが設置されました。24時間、いつでも救急救命が必要になった場合役立つよう覚えておいて下さい。
2. 消火器による初期消火訓練
地震などの災害発生時や日常の家事での火災など、初期消火が重要です。消防署の署員から消火器の種類、能力、消火器の使用方法、注意事項等の説明を受け訓練用消火器を使って消火訓練を行いました。消火器の設置場所としては火点になることが多いコンロの傍では炎が上がっており取りに行けないので、少し離れた安全な場所に設置すること。また水回りは消火剤が湿気で固まる可能性があるので避けるよう注意がありました。消火の際は消火剤が拡散して視界が悪くなるので、避難方向を確認してから消火を開始すること。使用期限切れや使いかけの消火器は新品と交換するよう注意がありました。
3. 防災倉庫の防災機器等の説明
自治会館下の防災倉庫に保管されている道具類、発電機、ヒーター、飲料水を入れるポリタンク、真空パックされた毛布等の説明を受けました。
毛布は参加者が手に取って確かめていました。
4. 早園小学校校庭の飲料水貯水槽の見学
校庭の地下に貯水タンクが設置されており、地震の発生時に水道水がタンクに蓄えられる。貯水量は一人1日3リットルとして33,000人分蓄えられ、同じような施設が市内に6か所あるとのことです。
5. 土砂災害について
自治会館において市役所危機管理課の方から土砂災害(地滑り、土石流、崖崩れ)に対する心構えなどについての説明がありました。崖崩れのメカニズム、前兆現象、実際に市内で発生した事例など、映像を交えて説明がありました。綾瀬市が作成したハザードマップでは小園地区も数か所土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン)があります。自分の家の周りの危険個所を把握すると共に安全な避難経路を確かめておきましょう。大雨などの時、前兆現象(・斜面から水が湧き出す、・小石がパラパラ落ちてくる、・斜面に割れ目ができる)を発見したら早めに避難しましょう。
綾瀬市では、気象注意報、警報、情報、土砂災害警戒情報を、市防災行政用無線を通じて発信しています。まだ戸別受信機を設置していないご家庭は速やかに設置しましょう。市役所にて無償で貸し出しています。また、携帯電話に“あやせ安全・安心メール”を登録すれば、地域の災害情報や不審者情報、防犯情報などが入手できます。活用しましょう。
防災訓練で防災知識を高め、更に家族や近隣の人達との情報共有や連携強化が重要であることを再認識しました。我が身は自分で守る(自助)、近隣と助け合う(共助)、行政で行う(公助)の三位一体となった防災対策、減災対策を、今一度確認しあい、無事防災訓練を終了しました。
会員相互の親睦と交流を深め、明るく安全で安心な地域を作ろう。