平成18年度
青少年健全育成協議会
みんなで「安心・安全な小園」を築きましょう
 
小園自治会

交流を密にして育成≠フ実現をその2


 小園自治会小園青少年健全育成協議会では3月11日(日)親子間の会話の機会づくりの一環として、また 子ども達の防災意識の向上を図るため、早園小学校とタイアップし「児童と保護者による研修会」を行いました。研修会には親子ずれなど37名が参加し、午前中は神奈川県総合防災センターで地震や風水害などの体験を通じて災害に備えることの大切さを学びました。また、午後からは厚木市ぼうさいの丘公園で散策やローラ滑り台などで楽しい一時を楽しみました。 

 防災防災センターは三つのコーナーに分かれており、体験コーナーでは地震体験や風水害体験、煙からの避難体験、初期消化体験、災害時の通報あり方の体験をすることが出来ます。また、防災シアターでは防災情報などを映像で紹介し、過去の教訓を伝えており、経験から何が重要かを学ぶことが出来ます。展示コーナーでは家庭防災の知恵や神奈川県を襲った大規模災害の現状、災害の特徴、防災用品などを展示して、我が家の防災対策のあり方を学ぶことが出来ます。
 体験コーナーの地震体験では阪神淡路を襲った直下型地震や今後予測される神奈川県西部地震の震度7を体験いたしました。続いて、風水害体験では風速30mの強風を身をもって感じ取って来ました。また、初期消化体験では一組目は火元への消火が不十分だったため、消火不能の表示に首をうなだれる一幕もあり、体験することがいかに大切かを実感されられました。煙避難体験ではデパート火災を想定した体験でしたが、館内放送を聞き、適切に判断された方は皆無でした。また、臭い付きの煙が分かった方はの質問には大方の方が手を挙げました。するとガイドさんから「皆さん煙を吸ってしまいましたね」との発言が。イザというときにはモット身を低くし煙を吸わないようにしましょうと指摘されてしまいました。煙対策で最も大切なことは背を低くし、壁を手の甲で確認し、避難経路を探す事です。手の甲は平より熱に敏感であるため、火元への接近を避けられるからとの事でした。
 防災シアターでは宇宙から来た友達とある小学生の災害体験により、地震や台風などの災害に備えることの大切さを教えていただきました。子ども達の真剣な眼差しがとても印象的でした。

 午後からは厚木市ぼうさいの丘公園で一時間ほどでしたが子ども達はローラ滑り台やクライミングロープなどで寒さを吹き飛ばしておりました。時間ですよの掛け声にまだ遊びたいの声が聞こえましたが「約束は守りましょうね」のお母さんの一言でバスへ乗り込み、一路小園へ。参加された教頭先生から「早園小の子ども達は他人の話をよく聞きますよ」との発言を思い出させられました。これは常日頃から家庭と地域、学校が一体となって子ども達の育成に取り組んでいる結果なのでしょうね。
 ぼうさいの丘公園は阪神淡路大震災以降、最初に開園した本格的な防災公園として平常時と災害時の機能のバランスがとれた公園として建設されました。平常時は里山の景観を残した、眺望の良い「総合公園」として多くの来園者を向かえ、災害時には2万人が3日間収容できる機能を有しております。

堀会長は今回はじめて早園小学校とタイアップした企画でしたが参加された皆さんから賛同が得られましたので今後も早園小学校をはじめ同校PTAなどと協力して育成に取り組んで行きたいと語っておりました。

 地震・風水害の体験できる神奈川県総合防災センターの概要は次のホームページを参照願います。
URL http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/03/0340/index.html

皆さんも子供たちを育成するために、「感じたこと」「できること」積極的に提案し、行動して、子供たちの健全な育成と地域の安全・安心を得ましょう。

リポート 大和田



HOME