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“知っているときっと得する防災知識”
小園自治会防災訓練その2(5区6区主催)
今年の5.6区の合同防災訓練は、雨雲を気にかけながらのスピーディーな訓練になりました。参加者は5・6区の組長を中心にスタッフを合わせると70名でした。
訓練内容は、人口呼吸法・三角巾の使用法・消火器の使用実演・バケツでの消火リレー・毛布を使用しての担架作りでした。訓練には、綾瀬市および消防団の協力と婦人防火クラブの方々のお手伝いがありました。
1. 人口呼吸法の実演・・・心拍蘇生法とも言われ、呼気ふきこみ法と心臓マッサージを行う方法です。意識のない人へ行う手当てです。
(1) 脈拍を確認する場合は、1分間に首で40、手首で80、股関節で60以上を感じられれば助かる確率が高いそうです。
(2) 心臓が停止する前には、心臓が震えた状態になります。その震えを止めるために心臓マッサージや人口呼吸を行います。
(3) 呼吸が確認されない場合は、AEDを使います。これは、除細動機といいオレンジ色のケースに入っています。市・公民館・福祉センターなどに設置されています。小園自治会でも購入を考えているそうです。
(4) 救急隊の到着まで約5〜6分はかかるので心臓マッサージと人工呼吸を続けます。マッサージは肘を突っ張ったまま行わずに上手に曲げて伸ばしてを繰り返せば非力な人でもできるそうです。
2.三角巾の使用法・・・底辺が1m以上の三角巾の布を使用して目的に合わせて幅を調整して使います。腕と足首のケガの固定が簡単にできるので覚えていると役立ちます。
3.消火器の実演・・・ホースをはずしピンを抜いて目標に向かって押します。近すぎると火の粉が飛び散るので要注意だそうです。
4.バケツでの消火リレー・・・5区・6区分かれて間をあけずにバケツリレーを行いました。しっかりバケツの底を持って水をかけないと火は消えません。災害時にはバケツが手元にない場合や水源の問題がありますが初期消火に必要な作業です。
5.簡易担架の作り方・・・毛布と物干し竿2本を使って担架を作りました。毛布を重ねることで以外にしっかりとした担架を簡単に作ることができました。
秋雨がぽつりぽつりと振り出して肌寒くなってきました。参加者の方々は“災害時に何ができるか必要になるのかは天候に大きく左右されることを感じているようでした。救急救命士の方から≪小園地区での防災訓練は他の地域に比べて参加者が多く熱心に取り組んでいますね。≫とうれしい言葉をいただきました。≪知っていれば何かの役に立つ事があるから≫と備えあれば憂いなしの気持ちを忘れずに毎日を過ごしたいものだと思いました。毎年同じ防災訓練を行っていてもいいのです。参加者が身に付けた知識を家族や知人に広めていけば小園のだれもが災害に対する強い意識を持てるようになるのではと思います。みんなで自分たちの住む地域を守っていきましょう。災害が真夏や真冬の過酷な時期にやって来ないことを願って防災訓練の取材を終了しました。
小園自治会防災訓練その3(1区2区3区7区主催)は11月5日(日)に子之社境内で行われます。
リポート:川居