平成18年度
 小園自治会活動
皆の行動で「安心できる、安全なまち」を築きましょう
 
小園自治会

混乱しない避難所に向けて!
綾瀬市総合防災訓練


  綾瀬市では9月3日(日)8時30分から市内6地区で防災訓練の一環として避難所運営を中心とした訓練が実施されました。早園小学校では早川地区と小園地区の皆さん約200名が参加し避難所運営マニュアル≠ノ基づいて、大規模災害を想定した避難所運営のあり方に対する初の試みが行われました。今回の訓練は、災害時に小園地区の避難所となる早園小学校に早園小学校避難所運営委員会を設立し、同マニュアルしたがって発災から24時間以内の行動と2日目の行動について体験しました。
 避難所は大規模地震などの発災時には生活の場を失った被害者に安全と安心の場を提供し、地域住民がお互いに助け合い励ましあって生活の再建に向けて一歩を踏み出すための場所です。同マニュアルは「機能性のある避難所とするためには地域住民が自らの協働の精神に基づき自主的な運営が重要である」との阪神・淡路大震災の教訓に基づいて作成されております。地域の住民が中心となって組織した避難所運営委員会と、市の地区対策本部職員が協力して早園小学校体育館に避難所を開設するとともに、避難者の受け入れや、避難してきた人で避難所の仕事を分担して行う活動班などの設置を行いました。その後、飲料水や食糧の確保や要請、仮設トイレなどの設置や点検、医師の派遣や災害ボランティアの派遣要請などを災害対策本部とやり取りする、訓練を行いました。

 訓練に参加された皆さんは最初、グランドで避難所運営について配布されたマニュアルにより説明を受け、班構成を行って、避難所に設定された体育館で体験を行いました。班は避難所において秩序のとれた生活を行うための必要な内容に基づいて作成されており、次の8班構成となっております。綾瀬市では今回の体験を基に参加された皆さんの意見や要望などを取り纏め、なお、一層、地域の現状にあったマニュアルに改善していくとの事です。

 総務班

各種要請・報告・避難所内の連絡調整などの実施
 情報広報班

安否情報・被害情報など生活関連情報の提供
 被災者管理班

避難者の受入、避難者名簿の作成
 施設管理班

避難所の安全対策、施設利用調整
 食料物資班

食糧・飲料水などの確保・保管・配布、
炊き出しの実施
 救護班

避難所内のケガ人・傷病者の把握、
要援護者や女性への対応など
 衛生班

トイレの確保、清掃、ごみの処理、ペットの対応
 ボランティア班

ボランティアの受入・配置などの対応

 参加された皆さんは始めての経験で多少の戸惑いや自分は何をすれば良いのか、わからない状況が見え隠れしておりました。しかし、災害時に避難所がどのように運営されるか≠ノついての概略は把握できた模様です。もし、実際に大規模災害が発生した場合は家族の安否が確認できない方や負傷した方など、多くの方々が同居する状況になり、もっと緊迫した場面になるのではないのでは。もっと、個々人が自分を含めて家族がそのような状況に置かれたことを想定して訓練を体験する必要があるのではないのでしょうか。などの感想も聞かれました。

 小園自治会では9月24日、10月1日及び11月5日に地域を3ヶ所に分け、自主防災訓練を実施します。訓練は経験するほど行動に余裕がで適切な対応が可能になります。ぜひ、近所となり誘い合って参加し、体験してください。詳細は自治会予定表を参照願います。

リポート:大和田



HOME