心拍蘇生法とも言われ、呼気ふきこみ法と心臓マッサージを行う方法です。これは、傷病者の意識の確認(耳元で、もしもし・・・と声かけ)を行い、意識のない人へ行う手当てです。同時に、119番で救急車を呼んでおきます。意識の確認は、“見て(目)・聞いて(耳)・感じて(肌、胸)”を冷静に行います。呼吸が確認されない場合には、以下の順序で人工呼吸を行います。
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1 |
気道の確保:下あごを上げて、気道を開きます。 |
2 |
呼吸の確認:五感を使って呼吸の確認を行います。(10秒ほど) |
3 |
人口呼吸:呼吸の反応が見られない時は、鼻をつまんで2回息を吹き込みます。 |
4 |
心臓マッサージ:人工呼吸後に、“息・咳・体動”の変化がなければ、心臓は停止状態なので、心臓マッサージを行います。場所は、肋骨上部真ん中よりやや左の心臓に、2回の呼吸と15回のマッサージを繰り返し行います。(救急車は、約5分で到着) |
5 |
上記の方法で、呼吸が確認されない場合はAEDを使用します。これは、除細動機という、オレンジ色のケースに入っている、電気で心臓に刺激を与える機器です。救急救命士の方のお話では、かなり強い電気が流れるので安易に扱えないのと、高額な機材につき一般家庭への普及はまだ先だそうです。TVの医療シーンで見かける心臓の電気マッサージをイメージしてください。 |