当日は本年度の組長さんを初めとして73名が2台のバスに分乗し、厚木市内の神奈川県総合防災センターへ向かい研修が始まりました。
体験コーナーの地震部門では阪神淡路を襲った直下型地震や今後、予測される神奈川県西部地震の震度7を体験いたしました。続いて、風水害の部門では風速30mの強風を身をもって感じ取って来ました。また、消化活動部門では小園の防災訓練で経験済みのためか、皆さん落ち着いた行動で見事な消火作業を行っていましたことが印象的でした。煙避難体験では暗闇の中で煙に襲われたときの不安を実感させられました。ビル火災を想定した、煙対策は誰もが始めての体験であったようでした。このセンターでしか体験できないのではと誰もが思った様子です。煙対策の最も重要なことは背を低くし、壁を手の甲で確認し、避難経路を探す事です。手の甲は平より熱に敏感であるため、火元への接近を避けられるからとの事でした。
防災シアターでは10年前、突然襲われた阪神・淡路大震災の被災状況や体験談が紹介され、水や食料品も大事であるが最も大事なのはいざというとき助けてくれる近所付き合いである。≠フ大切を教えておりました。
2時間の体験と見学でしたが多くの皆さんが実り多いものを得たと話しておりました。
その後、場所を綾瀬に移して、懇親会を行われ、あいさつに立った池田新会長は体験してこそいざと言うときに対応できるのです。これからも定期的に体験を積み重ねて、防災に備えましょう≠ニ、笠間市長は防災を初めとする地域の課題について市民ができることは市民の手で、行政がやらなければならないことは行政が≠ニ市民と行政の協調の大切を、地元選出の笠間県会議員は総合防災センターは県が行わなければならないものひとつであり、皆さんの意見を取り入れより良いものにして行きたいと≠ワた、矢部市議会議員はイナリヤトの森が地元の話し合いで運営・管理するみんなの公園に≠ニ、それぞれのあいさつされておりました。
今年度、組長になった4区のお母さんは体験できたことが最も良かったと力説しておりました。また、多くの組長さんから、「震度7では立っておられず、テーブルの下に潜り込むこと大切さを知った。」「真っ暗闇の中では不安が増大することを感じた。」など感想を聞くことができました。この体験を近所隣にも裾分けできる、つながりも作って行きましょうね。などの声も聞こえてきました。
今回の研修会に参加された方々は「いろいろな機会を作り、また参加して、多くの人と人のつながりを広げる事が最も大切である。」と実感されておりました。
地震・風水害の体験できる神奈川県総合防災センターの概要は次のホームページを参照願います。
URL http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/03/0340/index.html
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